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2016年2月 4日 (木)

SMON

SMONは通常スモン病として知られているが、その実態はあまり知られていない。

若手の医師に尋ねても、知らないことが多い。

SMONはSubacute Myelo-Optico-Neuropathy(亜急性脊髄視神経ニューロパシー)

の略で、腹痛・下痢などの腹部症状に引き続いて、特有のしびれ感が足先から

胸腹部まで上行し、下肢の痙縮や脱力をきたし、視力障害・失明や脳幹障害に

よる死亡まで生じた。

一言で言ってしまえば、薬の副作用でもたらされた病気である。

キノホルムという化学薬品がその原因である。

戦前戦後の日本では、一般的な胃腸薬として用いられており、

病院でも処方され、当時は一般的だった富山の置き薬にも入っていたようだ。

現代に当てはめるのはちょっと無理かもかもしれないが、強いて挙げれば

解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンみたいなものだろうか。

これは処方箋でも出せるし、薬局薬店で買える解熱剤にも入っている。

ともかく、その薬(当時はエンテロヴィオフォルムとかエマホルムなどの商品名)

が多量に用いられて神経障害が発生したのである。薬害としては有名であり、

「スモン」で検索するとさまざまな情報を得ることができる。

代表的なものとしては

スモン−薬害の原点 https://www.hosp.go.jp/~suzukaww/pdf/iryo_vol63_no4.pdf

スモン-キノホルム薬害と現状https://www.hosp.go.jp/~suzukaww/smon/pdf/smon_paper.pdf

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/topics/dl/tp130604-01_2.pdf


当時病気の解明に携わった医師・研究者の書かれた本であるが、

当時の状況がひしひしと伝わる内容であった。

しかし、SMONは日本以外ではほとんど発生していないらしい。

何らかの体質的・遺伝的素因が関係しているのであろうか?

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